ムーの子孫
夜勤に始まり2度の班長など、何やら波乱万丈だった一週間もようやく終わり。
仕事を終えてから相方とチョコフォンデュの材料買いへ行ってきました。
お店に行くと、そりゃ当然でしょう。女の子が店を埋め尽くしておるではないか。
この中に当初はわし一人で乗り込もうと思っておったんじゃのぉ…などと、そんな途方も無いことを考えておったんだと改めて思い知りながら店内へ。
「違うからね、わしは付き添いで来てるんだからね」
というオーラを放ちながら店内のチョコを物色しておりました。
違いますよ?自分用のチョコを買いに来た訳でもないですよ?
そして、お目当てのフォンデュ用のチョコを無事ゲット。
しかし、本当の勝負はここからだった。
レジ待ちの長い行列にたたずむ男一人。
名曲「男女」風に言えば
女女女女女女女女女男女女女
的な、傍目からも居たたまれない状況です。
今はただ、相方が他人のふりをしないことを切に祈らずにはいられません。
そしてようやくレジに到着。
「ご自宅用ですか?」
やかましい!
余計なお世話だこの野郎!などと毒づきながら、プレゼント用などで逃げずに堂々とご自宅用で購入。
周囲の女性たちから何やら哀れみに似た視線を感じなくも無かったが、分かっておらん。今流行りの逆チョコに決まっておるではないか。
逆チョコも貰えん女の子たちなんじゃのぉ…などと逆に哀れみの視線を送ろうにも、とてもじゃないが振り返ることなど出来ませんでした。
そんな苦労を乗り越えて、夕食に行ってきました『ムーの子孫』
もんじゃ焼き屋のこのお店。
全国を放浪してるわりに、実はもんじゃ焼きは未体験のかものはし。
あまり旅行先で郷土料理に興味が無いんで、食べ物関係には結構疎いです。
そんな訳で前々から興味はあったムーの子孫に、ついにやってきました。
食べ放題を注文し、メニューを見ると、ずらりと並ぶ多種多様のもんじゃ焼き。
そもそももんじゃがどういうものかいまいち分かっておらんのですが、どれがいいかのぉ…と迷っておったところ
「お決まりですか?」
注文、早ぇよ。
とりあえず何か適当でもいいから頼まねば…
「お好み焼きミックス」
…まさかもんじゃ屋デビューがお好み焼きになるとは…
ということで、逃げに走ったんじゃないからね?
大阪風お好み焼きを普通に作って、続いて今度こそもんじゃに挑戦。
メニューで気になった『ベビースターもんじゃ』なるものを注文。
なるほど、小さな器いっぱいに盛られたキャベツとベビースター。
普通のもんじゃって、きっとこういうものじゃないんでしょう。
作り方の説明書きには、魚介類や肉を先に焼くように…と書かれておるのに、魚介類も肉もありません。
仕方が無いのでベビースターとキャベツを焼く。
そしてそれで土手を作る。
そこに汁を流し込んで、もんじゃもんじゃと混ぜこぜにしてもんじゃ焼きの出来上がり。
かつてチキンラーメンを揚げて、しばらく意識不明に陥ったトラウマを彷彿させる何とも言えない濃厚な味。
大丈夫ですか?これを作って食後に意識を失ったお客さんとかいませんか?
とりあえず、もんじゃは分かった。
そろそろ今日のメインに入るかのぉ…と、おもむろに注文した「デザートもんじゃ」
噂には聞いていたデザートもんじゃ。
今のところもんじゃ焼きを作ってみたのだが、デザートもんじゃというものが全く想像が出来ません。
それは実際作ってみるしかないだろう…ということで『バナナもんじゃ』と『ぜんざいもんじゃ』を注文。
(奥)バナナもんじゃ
まず作ってみたのがバナナもんじゃ。
作り方は非常に簡単。
器に入ったバナナと生クリームとコーンフレークをおもむろに鉄板に落として、あとは混ぜるだけ。
そしてついに完成したのが、こちら
…なんですか?これは。
デザートもんじゃというからにはもっと華やかなデザートを想像したのだが、とてもじゃないが食欲を催す形状ではないのですが。
とりあえず食ってみれば分かるだろう…ということで、一口。
ふむ、どこからともなく、バナナを焼いたとき特有の酸味が沸き立っております。
バナナに酸味を求めて食べる人もほとんどいない段階でこの料理を「早まった」と思った人はいなかったんかのぉ。
生クリームでふやけたコーンフレークが焼かれてまた不可思議な味を醸し出しております。
何とも形容し得ないこの味を、相方が一言で言い表しました。
「バナナクレープ、失敗しました」
まさにそんな感じ。
失敗するにもほどがある…とでも言いたくなるほどの豪快な失敗。
こんな失敗をするクレープ屋さんがあったら、致命傷になりかねません。
そして、口直しも兼ね一縷の望みを託した『ぜんざいもんじゃ』
ぜんざいである。
ぜんざいなら温かくても問題ないだろう…と、器に盛られたクリームと餡子をおもむろに鉄板へ。
そして混ぜこぜにこねて…
…どうしてこう、食欲を催さない形状になるんだろう。
もんじゃという形状上、デザートにまで挑む必要があったのかどうか疑いたくなるこの惨状。
とりあえず、食ってみる。
さすがに餡子とあって、バナナのように酸味が出てくることはありませんでした。
しかし、一言で言い表すとすれば
「大判焼き、失敗しました」
という感じかのぉ。
何となく味は大判焼きに近いものがあります。
しかし、似ても似つかぬこの形状。
「何かヤな事、ありましたか?」とでも言いたくなるような豪快な失敗ぶり。
結論として、器に盛られて持って来たそのままを食べた方が美味しいのではないだろうか。
そんなわしらのデザートもんじゃの豪快な盛り上がりを垣間見ておったのだろうか、わしらが食い終わる頃に両隣りのテーブルでもデザートもんじゃの注文が入っておりました。
バナナもんじゃの段階で失敗が目に見えた「イチゴミルクもんじゃ」に挑戦しておった。
彼女たちに幸あらんことを今はただ祈りたい。
結局、これ以上は食べられずに店を後にしたかものはし。
今シーズン、もうバナナクレープと大判焼きは食べられそうにありません。
























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